ビカクシダ図鑑!原種全18種、全て紹介[原種]

ビカクシダ
Platycerium bifurcatum (Corne d'élan) au jardin botanique de Lyon. On la nomme aussi Corne de cerf.
みつお
みつお

こんにちは、くらもちみつおです。
今回は
ビカクシダの原種18種をまとめた記事になります。
なかなか迫力のあるビカクシダの写真を用意できたと思うのでよければ図鑑を見る感覚で気軽に見て頂けると幸いです。
*一部、写真がどうしても見つからず拙いみつおイラストが混入しておりますが悪しからず。

ビカクシダは多種多様な品種が次々と出回っており
タイや台湾、もちろん日本でもありとあらゆる品種の改良が
盛んではありますが、その原点である原種を知ることで
ビカクシダへの理解を深めていけると思います。
*記事を書きながら自身の知識の無さに恥ずかしくなりつつ、、w

我が家で育てている品種は(園芸品種含む)は現在
リドレイ、ヒリー、ウィリンキー、マダガスカリエンセの
4種類。

全ての原種、品種を集めて憧れのビカクマスターに!
みたいな気持ちがなくはないですが
僕の性格上、品種が増えるときっと管理がどんどんおざなりになってしまうと
思うので手に余らない範囲で植物達と心地よい関係を築いていきたいです。

ビカクシダってどんな植物?

分類

植物の種類:植物界 シダ植物門 シダ網 ウラボシ目 ウラボシ科 ビカクシダ属
学名:Platycerium(プラティケリウム)
自生地:赤道付近の気候が安定している地域

特徴

・岩上や樹幹に着生する着生植物
・見た目や役割の異なる2種類の葉を生やす
・葉の裏に胞子を付ける(シダ植物の特徴)
・日本ではコウモリランの名称で流通していることも多い

葉の種類と主な役割

① 普通葉 *一般的に胞子葉(ほうしよう)と呼ばれる
・成長点に対し前方(光に向かって)へ成長していく
・光合成を行う
・胞子をつける

② 巣葉 *一般的に貯水葉(ちょすいよう)外套葉(がいとうよう)と呼ばれる
・成長点に対し左右に広がり着生している樹幹に沿うように成長していく
・水分をためる
・落ち葉や虫の死骸を貯めて養分にする(枯れた巣葉もそのまま養分になる)

現生地

ではまずはビカクシダの分布地を見てみましょう。

赤道付近で暖かく気温の変化が少ない地域ですね。
四季のある日本でここをどう考えるか、、
個人的にはただただ環境を現生地に近づける、のではなく
あくまでも人とビカクシダとの心地よい環境を探ることが大切だと思います。
雑に扱うのはもちろんダメですが、ビカクシダはか弱い植物では決してありませんので。

地域でまとめたビカクシダ原種18種

それでは大きく4グループ
・オセアニア地域
・東南アジア地域
・アフリカ地域
・南米地域
に分けてそれぞれのビカクシダを見ていきましょう。

オセアニア地域

ビフルカツム Platycerium bifurcatum

写真:William Crochot / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
もっともメジャーな品種。
植物屋さんやホームセンターなどで
品種の記載がなく[コウモリラン]などの表記で売られているのが
このビフルカツム、の園芸品種[ネザーランド]であることが多いです。

・ひと言
仕立て方次第でだれでもかっこよく育てることができ
多面的な仕立て方(クランプ)をされる愛好家の方も多い印象。
とても丈夫で栽培難易度の基準となる原種。

・適正温度
0-35℃

・栽培難易度

ヒリー Platycerium hillii

写真:Steve Fitzgerald(CC BY-SA 4.0)

・特徴
ビフルカツムと特徴が近しいので、祖先は近いように思います。
貯水葉の丸まりと胞子葉の立ち上がり、生命力も高くバランスの良い原種です。

・ひと言
我が家ではこの品種が一番多いです。
さまざまな園芸品種が出回っていますが
どれも祖の生命力を継承しており扱いやすくおすすめな原種。

・適正温度
 5-33℃

・栽培難易度
★★★

ベイチー Platycerium veitchii

写真:Ji-Elle / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
貯水葉が細かくとげとげしく分岐していき
胞子葉の表面を覆う星状毛が厚い。

・ひと言
貯水葉の立ち上がりの美しさ!
また星状毛の厚さから白く見えるような品種もあり面白い原種です。

・適正温度
 5-30℃

・栽培難易度
★★

スーパーバム Platycerium superbum

写真:Eddie Johnston / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
貯水葉が王冠のようになる種類で
大きくなりやすい為注意!
成長すると胞子葉が二股に分かれてその
中心に胞子をたくさんつける。

・ひと言
でかさこそ正義!な方の為の原種。

・適正温度
5-33℃

・栽培難易度
★★

東南アジア地域

ウィリンキー Platycerium willinckii

写真:Bernard Dupont / Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)

・特徴
胞子葉は密度の高い星状毛に覆われており下垂する原種。
貯水葉は王冠のような分岐をしていき枯れた姿もまた美しい。

・ひと言
わりと丈夫な原種。
近年では大きくならないドワーフタイプの園芸品種が流行っていますが
この原種からのドワーフ品種が特に多い印象です。

・適正温度
10-33℃

・栽培難易度
★★

コロナリウム Platycerium coronarium

写真:Truong Phuoc Han / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
ウィリンキーと同じく下垂タイプですが
胞子葉がやや幅広で力強い印象があります。
ウィリンキーと比べ分岐が締まったような、密集していることが多い。

・ひと言
網のような格子状のようなデザイン性のある分岐を魅せてくれる原種。

・適正温度
12-35℃

・栽培難易度
★★★

グランデ Platycerium grande

写真:Edwin†May Johan Santillan / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
その名の通り大きく育ちやすい原種。
貯水葉が王冠のように伸びていき
幅広な胞子葉が生えその両サイドから分岐していく。

・ひと言
とにかくでかさで圧倒したいさせたい人におすすめ!
お店でもスーパーバムと混同して出品されがち。
*もちろん僕も分かりませんw

・適正温度
12-33℃

・栽培難易度
★★★

ホルタミー Platycerium holttumii

写真:I, Sailko(CC BY-SA 2.0)

・特徴
貯水葉、胞子葉ともに肉厚で硬い印象。
グランデに似ているが胞子葉の切れ込みが深く
より下垂するタイプ。

・ひと言
スーパーバム、グランデ、ホルタミー、、、

・適正温度
12-33℃

・栽培難易度
★★★★

ワンダエ Platycerium wandae

写真:Obsidian Soul / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

・特徴
貯水葉のなんというかマッドな質感は
他にはない特徴を持っており
貯水葉だけでもなんだか絵になる原種。

・ひと言
個人的にワンダエドワーフはいつか育ててみたい!

・適正温度
12-35℃

・栽培難易度
★★★

ワリチー Platycerium wallichii

イラスト:kuramochi mitsuo / 育てている方、写真ください

・特徴
寒くなると胞子葉が茶色くなりくるくると縮れ
休眠するという個性的な原種。

・ひと言
寒いと成長がとまるのはこの原種に限ったことではないが
その際の変化が特徴的なので休眠という言葉を用いているのだと
勝手に解釈している、、え?違う?

・適正温度
12-33℃

・栽培難易度
★★★★

リドレイ Platycerium ridleyi

写真:Dmitriy Konstantinov(CC BY 3.0)

・特徴
鹿の角を思わせる胞子葉の左右への分岐。
スプーン状の葉をつくりそこに胞子を付けるのが特徴。

・ひと言
ザ・鹿角羊歯!
初めて買ったビカクシダですが、若干デリケートなので
環境を整えられる上級者向けなイメージ。
ただある程度のサイズになると丈夫になり扱いやすくはなる。

・適正温度
12-30℃

・栽培難易度
★★★★

アフリカ地域

アルキコルネ Platycerium alcicorne

写真:Krzysztof Ziarnek, Kenraiz / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
枯れた貯水葉に艶があることから
古くから「照葉」という名前で流通していた。

・ひと言
貯水葉が素直に丸く巻いてくれるので
クランプにしやすいらしい。

・適正温度
8-35℃

・栽培難易度
★★

マダガスカリエンセ Platycerium madagascariense

写真:tropicalferns / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
マダガスカル島の固有種。
深い緑と深い皺のある貯水葉は唯一無二。

・ひと言
暑さにも寒さにも弱い為、
リドレイよりさらに上級者向け。
水苔が乾いてから水をあげるというより
水が悪くなる前に水を変えてあげるイメージで安定する。
*個人の経験則

・適正温度
12-30℃

・栽培難易度
★★★★★

クアドリディコトマム Platycerium quadridichotomum

イラスト:kuramochi mitsuo / 育てている方、写真ください

・特徴
マダガスカル島の固有種。
胞子葉がうねうねと波打つ原種。

・ひと言
アンディナムに似ている。
マダガスカル島のビカクシダは他の地域とは
一線を画す進化を遂げている。

・適正温度
12-33℃

・栽培難易度
★★★★★

ステマリア Platycerium stemaria

写真:Kenraiz / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

・特徴
胞子葉に光沢があり幅広で
葉脈がくっきりとみえるのが特徴。

・ひと言
一回り小さく艶やかなアンゴレンセ、みたいなイメージ。

・適正温度
12-33℃

・栽培難易度
★★★

エリシー Platycerium ellisii

イラスト:kuramochi mitsuo / 育てている方、写真ください

・特徴
胞子葉がやや上向きで貯水葉の丸みも合わせてヒリーと似ている。

・ひと言
素直でお利口さんなヒリーって感じな見た目。
でも育てるのはむつかしいらしい、、

・適正温度
12-30℃

・栽培難易度
★★★★★

アンゴレンセ Platycerium angolenes

写真:Jürgen Howaldt / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

・特徴
大きな貯水葉と胞子葉、くっきりした葉脈。
旧名:エレファンティスといいその名の通り像の耳のような見た目。

・ひと言
でかい!でかい!でかい!(語彙力)
グランデなどと違い胞子葉が幅広なのと
葉脈の美しさが好き。

・適正温度
10-33℃

・栽培難易度
★★★

南アメリカ地域

アンディナム Platycerium andinum

・特徴
ペルー、ボリビアなどに自生。
胞子葉は細目でうねうねしている。
また星状毛に覆われている為、フワフワしていて白く見える。

・ひと言
クアドリディコトマムに似ている。
こういう情報の少ない原種を極めるのとか
かっこいいだろうなー、とか思う、でも絶対むつかしい!

・適正温度
12-30℃

・栽培難易度
★★★★★

まとめ

いかがでしたか?
18種、さまざまな特徴があって本当に面白い植物ですよね。
初めてビカクシダを買おうとしている方、次のビカクシダを買おうとしている方へ
なにか少しでも参考になれば幸いです。
僕が次に買いたいビカクシダは、、ワンダエかな!!!

みつお
みつお

お読みいただきありがとうございました。
よければコメントおねがいします♪
あとインスタで気軽に声をかけていただけると嬉しいです。

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